ダイヤモンドカットにおけるトリプルエクセレントとは?

ブライダルリング

ダイヤモンドにおけるトリプルエクセレントという言葉を聞いたことがある方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
何となくすごいことは分かっても、評価基準やその指標を知らない方は多いかもしれません。
本記事では、ダイヤモンドのトリプルエクセレントについて詳しく紹介します。
結婚指輪の購入を検討されている方は、是非最後までご覧ください。

ダイヤモンドのトリプルエクセレントとは

ダイヤモンドには10個近くの評価項目があります。
その中でも「プロポーション」「ポリッシュ」「シンメトリー」の3つが鍵になります。
ダイヤモンドの価値はやはりその美しい見た目。
その美しさは反射による輝きから生まれます。
その美しい輝きに直結してくる評価項目が先述の3つというわけです。
評価段階は5つ。
「Excellent(エクセレント)」「Very Good(ベリーグッド)」「Good(グッド)」「Fair(フェア)」「Poor(プア)」です。
3つの評価項目が全て最高ランクの「Excellent(エクセレント)」の場合に、ダイヤモンドのトリプルエクセレントと呼ばれます。

ダイヤモンドカットの評価

次は、ダイヤモンドカットの評価について解説していきます。
ダイヤモンドカットの評価は先述のとおり以下の5つに分けられます。

・Excellent(エクセレント)
・Very Good(ベリーグッド)
・Good(グッド)
・Fair(フェア)
・Poor(プア)

下にいけばいくほど評価は落ちることとなります。
では、それぞれ見ていきましょう。

Excellent(エクセレント)

まずはExcellent(エクセレント)評価。
最高等級、つまり最も価値あるとされる評価です。
緻密な鑑定でも「最高」と評される高いレベルといえます。

Very Good(ベリーグッド)

次に紹介するのがVery Good(ベリーグッド)評価。
第2等級であり、エクセレントには劣るものの素晴らしく良い評価といえるでしょう。

Good(グッド)

次はGood(グッド)評価。
ベリーグッドと同じく第2等級です。
ダイヤモンドのカットとして「良い」とされるのはグッドまでで、これ以上評価が下がると肉眼で見た時の輝きに影響が出ます。
逆にいえば、グッドまではさほど違いが分からないということでもあります。

Fair(フェア)

次はFair(フェア)評価。
第4等級で、いわば普通の評価です。
しかし、肉眼で見た時にグッドとの差が確認出来てしまうため、結婚指輪や婚約指輪には用いられないのが一般的です。

Poor(プア)

最後はPoor(プア)評価。
最低等級で、貧相な評価といえます。
結婚指輪は婚約指輪に用いられるケースは極めて少ないですが、もし見かけても選ばないのが吉でしょう。

トリプルエクセレントの評価項目

5段階にまたがる評価の詳細が分かった所で、ここから評価項目について見ていきましょう。
ダイヤモンドのカットは、主に以下の3つが評価項目とされており、全てあわせて「フィニッシュ」と呼ばれます。

・プロポーション
・ポリッシュ
・シンメトリー

これら3つの項目が全てエクセレント評価だった場合に、トリプルエクセレントと呼ばれるわけです。
それでは、それぞれの項目について解説していきます。

① プロポーション

まずはプロポーションからです。
プロポーションとは、ダイヤモンドのカットの形やファセット(カット面)の美しさのこと。
ファセットの角度、度数や比率を示します。
自動測定機によって小数点第一位まで細かく測定され、評価が下されます。

② ポリッシュ

次はポリッシュ。
ポリッシュとは「研磨の良し悪し」のことで、傷や欠けの度合い、滑らかさのことを指します。
小さな傷はないか、研磨時の熱で曇りは生じていないか、刻み目はないか、白い点のような穴はないか、粗さ、歪曲など。
チェックする場所は18箇所にも及びます。

③ シンメトリー

最後はシンメトリーです。
シンメトリーはファッションやデザインでもよく耳にする言葉ですね。
その意味は「左右対称」
ダイヤモンドカットにおけるシンメトリーは、そのまま対称性を意味します。
ダイヤモンドの対称性はファッションの対称性とは少し事象が変わります。
というのも、対称性が影響するのは「外見の見た目」ではなく「輝き」です。
シンメトリーがエクセレント評価に近づけば近づくほど光の屈折が美しくなり、一層強い輝きとなります。

婚約指輪のダイヤモンドはトリプルエクセレントを選ぶべき?

ここまでトリプルエクセレントについて解説してきましたが、最後に結婚指輪のダイヤモンドを選ぶ時のポイントを解説します。
ここで気になるのは「トリプルエクセレントダイヤモンドの結婚指輪を選ぶべきか」という点でしょう。

はっきり言って、トリプルエクセレントのダイヤモンドにこだわる必要はありません。
たしかにトリプルエクセレントのダイヤモンドも美しく輝きます。
しかし「エクセレント1つにベリーグッド2つ」や「ベリーグッド2つにグッド1つ」といった評価の指輪でも、十分美しく、肉眼ではその差がほとんど分かりません。

肉眼で差が分からないのであれば、トリプルエクセレントを選ぶ理由は「トリプルエクセレントであること」以外にありません。
トリプルエクセレントという価値、特別性にこだわらないのであれば、ベリーグッドを主軸にデザインや価格と照らしあわせながら選んでいくのが最適な選び方かもしれません。

ダイヤモンドはトリプルエクセレントにこだわらなくても良い

いかがでしたか?
今回はダイヤモンドカットにおけるトリプルエクセレントについて解説してきました。
ダイヤモンドカットには5段階の評価と、トリプルエクセレントにまつわる3つの評価項目があります。
ベリーグッドでも十分眩く、そしてエクセレント以上に流通量が多いことからも、トリプルエクセレントを選ぶ方はなかなかいません。
それでも、トリプルエクセレントという価値や特別性にこだわりたい方は、トリプルエクセレントを選んでみてはいかがでしょうか。
モニッケンダムでは、様々なグレードのダイヤモンドが付いた結婚指輪や婚約指輪を取り扱っています。

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